倒壊アンテナを見て再確認したこと

2008.11.26 Wednesday

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     当店では屋根馬及び金具類は溶融亜鉛(ドブ付け)メッキが施された物で錆が付きにくい製品を使用しております。

     価格の安いペンキ塗装の屋根馬などもありますが、当店では一切使用しておりません。ペンキ塗装の金具は溶融亜鉛メッキの金具と比べると半値程度も安くなりますが、いくら工事代を安くしているからと言っても、錆びつきやすく耐久性の低いペンキ塗装の金具の使用はしておりません。

     先日ご依頼頂いた現場で倒壊したアンテナを目にし、つくづくペンキ塗装屋根馬のもろさを再認識致しました。

    ある現場のアンテナ倒壊の様子
    アンテナ倒壊
    upペンキ塗装の屋根馬が錆びて折れ、アンテナが倒壊しています。

     また支線の張り方で、マスト上部からステーアンカまでの主支線に追加して、屋根馬の脚から主支線までの4点支線をよく見かけますが、それは見た目はしっかり見えますが、私の経験上、気休め程度にしかならないと思います。
     屋根や壁等のしっかりした支持物であるならともかく、ただ屋根に乗せてあるだけの屋根馬の脚では、どんなにピンと線を張ったとしても、砂上の城ではないでしょうか?
     余計に主支線を緩ませたり、鉄支線の場合はそれが原因で錆び切れたりして、アンテナ倒壊の原因になっているケースが結構あります。

    ある現場の既設アンテナ
    支線劣化
    up屋根馬に繋がれた支線が錆切れた結果、主支線が緩んでしまい、アンテナの向きが変わってBSが見れなくなっていました。

     当店では主支線4〜6点をステン支線できっちり張って固定しておりますし、屋根馬も場合によっては、脚にシリコンを施して、屋根との密着性を高めるようにしています。
    当店で施工した屋根馬
    屋根馬シリコン

     他にもマストに同軸線を固定する際にも電気テープのみですと強度が足りませんし、インシュロック(結束バンド)のみですと、屋根上の強い日差しと反射熱で2〜3年で劣化し、よく切れてしまいます。
     ですので、当店では日が良く当たるアンテナ付近の配線には、インシュロックの上にさらに電気テープを3〜4回巻きつけ頑丈に仕上げております。

     室外壁面のケーブル外付け配線工事で使うサドルにしても、プラスティック製や鉄ユニクロのものではなく、5倍以上値段は高くなりますが、ステンレス製のサドル、ビスを使用しております。
     後々壁から線が垂れたり、赤い錆で壁を汚す心配のないようにとの配慮からです。

     少し面倒な作業になったりもしますが、譲れない小さなこだわりを持つことで、お客様の立場に立った見解の、10年以上安心して使えるアンテナ工事になると考えております。

     これからも現場での経験を十分生かし、日々精進して参ります。